はんそく負け

雨にぬれた舗道のはんそく負けのレビュー・感想・評価

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)
3.8
後年のそれに比べるとだいぶ物語に寄与するズームであった。無論悪い意味ではなく、たとえば目隠し鬼をしていた際ふと気付いて目隠しを外したサンディ・デニスが部屋にひとり取り残されていた…というズーム・アウトにはハッとさせられる。シナリオも素晴らしくて、拗らせすぎてむしろ自傷的な行動に移る彼女には身につまされる思いだ。