ムテモン

雨にぬれた舗道のムテモンのレビュー・感想・評価

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)
4.0
主人公は孤独で裕福なお嬢様(30代)という設定なのに、ご年配な客人をもてなす冒頭〜招き入れた青年の世話をする一連シーンまで、料理したり飯運んだり風呂沸かしたり奉仕ばかりする。
これが上映開始から恐らく二十数分間くらいは続く。
保守的な家庭でこの世話人のようなコミュニケーションを取らされ続けていたのであろう彼女の半生が嫌でも垣間見えちゃう。

そんな人が想い昂り欲望らしきものを発露させたとき、相手に届いてなかったと知ったら…いや、こんな叫ぶのか。びびった。
怖いわ。
ムテモン

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