HappyMeal

雨にぬれた舗道のHappyMealのレビュー・感想・評価

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)
4.7
なかなか露わにならない(が、めちゃくちゃ面白い)物語の進行方向は、ネクタイによる目隠しを外したサンディ・デニスを捉えたカメラがズームアウトするショットでようやく見え始める、繰り返されるマイケル・バーンズの「不在」は何度目かのそれでデニスに決定的なショックを与える
豊川悦司の第一声のタイミングについて万田邦敏「接吻」を論じた廣瀬純のテキストがあったが、ここでもバーンズの第一声は彼の肉声を誰よりも欲するデニスよりも前に観客に、しかもこれ以上ない素っ気なさを伴って届けられている
HappyMeal

HappyMeal