HappyMeal

オッペンハイマーのHappyMealのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.5
起きている事象において常に強調されるのは距離的な差異ではなく、時間的な差異である(1945年の社会がすでに、現代の「時差」が存在しないとも言える状況にあったとしたら、原爆の投下に関わる事態は同様に進展しただろうか)にも関わらず、映画が並置する3つの時間軸の画面上にはその差異による効果はほとんど生まれておらず、モノクロ画面はその不手際を誤魔化す苦し紛れの手段にしか見えない
トリニティ実験まで60分、原爆投下まで90分、聴聞会終了まで130分の脚本でイーストウッドが監督したものを見たかった
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