冬の亡霊

マン・オブ・スティールの冬の亡霊のネタバレレビュー・内容・結末

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルに名前を冠さないスーパーマンの映画。所謂リブート作品。

原作は詳しくないのでオリジナル設定か知らないが、SはスーパーマンのSじゃないというのは後付け感すごい。
赤マントと青スーツは彩度低めに変わったが特に違和感なく馴染めた。

スーパーマンであるクラーク・ケントが如何にしてスーパーマンになるか、という話。
幼少期は能力を持つ者と持たざる者、人と違う感覚の恐怖と疎外感。地球人ではない孤独感。反抗期と思春期における、能力を有効活用できない不満を、それでも息子が幸せに生きていくには人前で使うべきではないと命を賭して伝えた育ての父。
この親父さんのエピソード、全部僕の涙腺直撃でめちゃくちゃ泣いた。いいお父さんだなぁ。

スーパーマンは視力やばいし、壁の向こうすら見えちゃう。目からビームだって出せる。なんならクリプトン星人はみんな出せる(?)。

映像的見せ場を作る為なのか、関係ない人間を巻き込むような市街地の戦いはヒーローものとしてはダメな部類。目の前で死なない限りノーカンとでも言うのか。ガソリンスタンド爆発とかビル崩壊とか。映像は迫力あって良かったけど。

主人公はイケメンだけど髭ジョリジョリしてそう。ヒロインはあまり魅力を感じなかった。敵も小物ぽい感じ。