この作品の舞台となっているカカドゥ国立公園はオーストラリア北部に位置する世界遺産で、4万年以上も前から人が住んでいた形跡が発見されており、また公園内を流れる河川には「ワニ川」と名付けられていることからわかるとおり常日頃からワニが生息している、そんな素晴らしい公園の空撮から始まる時点で気分は最高です
序盤中盤こそ水中から水中へ闇から闇へとその姿をなかなか見せずにいたことから、ひと山いくらでたたき売られているような凡百のB級パニックかと思いきや、ひとたび自らのステージに引きずりこむや否や百里を超えようかという巨躯を巧みに操り、自らのテリトリに土足で足を踏み入れた哀れな凡夫どもをちぎっては投げ恐怖のどん底に叩きこむ素晴らしい才能をもっています
もちろんこの手の作品ですから人がわんわん死にます
いい奴でもいやな奴でも有象無象の区別なく気持ちよく死んでいきます
つまり、モンスターパニックのお手本にできる逸材です
主人公だと思っていたお姉さんが主人公ではなかったこと以外最高
