メゾン ある娼館の記憶の作品情報・感想・評価

メゾン ある娼館の記憶2011年製作の映画)

L'APOLLONIDE (SOUVENIRS DE LA MAISON CLOSE)

上映日:2012年06月02日

製作国:

上映時間:125分

3.6

「メゾン ある娼館の記憶」に投稿された感想・評価

ev

evの感想・評価

3.5
良い意味でフランス映画らしい、フランス映画。衣装も装飾もとにかく可愛くて映像美が楽しい。急に痛いシーン入ってきてびびった。
日常系。格式ばった時代劇の風情はなく、娼婦といえど部室に屯するJKのように気だるい女たちの群像。瑞々しいおっぱいに醒めた目、熟れた体に少女のような愚鈍さ。女性たちのタイムレスな佇まいがぶっきらぼうに痛々しい。ルーティーンと化していく性戯が彼女たちの鈍っていく感覚をかきたてる。観てるこちらの肉欲まで根こそぎ弱る。プロットなんかあってないようなもんなのに、退屈だなと思いながら最後まで見てしまった。変な間で、入る統一感のない音が絶品
人形を演じさせられる娼婦たちの不完全さとして現れる生活と肉体。やはり性は滑稽だし、だからこそすごく人間的だ。

仮面の下から響く喘ぎ声によって、人生の可笑しみも悲哀も、すべて官能のうちに表現できてしまうというのは発見だった。
白昼夢

白昼夢の感想・評価

3.0
衣装やお部屋がすごくかわいい。フレンチノワールというか、仄暗いかわいさ。
ひとりひとりを映していて、人生のままならなさにぼんやり悲しい気持ちになる。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
デカダン美は凄い好きだけどどうも語り口が下手というかハンパに時系列をいじったのが良くなかったっぽい。
Angel Dialyさん似のマドリンさん以外はエピソード薄いし…。
グラスを擦ったり仮面とかそういうのも風流だと思ったけどトランプ占いの結果も回収してくないすか。
やっぱ私としてはトリンカさんが好きかな。
あとテーマ曲がマイティハンニバルさんなのもなんか理由があるんだろうけどどうもシックリこない。
チュン

チュンの感想・評価

3.8
私たちが燃えなきゃ 夜は暗闇よ

娼婦たちのあきらめ、希望、絶望、
まどろみ、日常が映し出されていて
よく娼婦を描いた絵画ってあるじゃないですか
その映画版を観たような感じがした
人形にさせられてロボットダンスを
踊る娼婦には笑った
どんな性癖だよ笑
ラストのロックっぽい曲がまた中世とは真逆で
かっこよかった
なかなか性描写が多いので
観る人を選ぶでしょうね
これは現代?
M

Mの感想・評価

3.5
[2019.01 #6]
あのグロいシーン、突然過ぎて心臓に悪すぎ。
娼婦映画で群像ものだが、根底には男目線があり、女性映画ではない。このため全体的なトーンは陰鬱で、中には血塗られた残酷描写も。時代と逆行する作風を推し進めるためか、幻想的な演出も取り入れられている。
娼婦を見る目から憐憫を取り除くことは難しいとしても、もう少し職業上の矜持や奥義を漂わせて欲しかったところ。全体の印象は曖昧で、強さに欠ける。
新人に手順を教えるかたちで、見る者にもその生活ぶりを解説する手法は、スムーズで良かった。また照明や美粧も悪くはない。
諒

諒の感想・評価

3.5
20世紀初頭。
客に顔を傷つけられた娼婦、12年も働いている娼婦、いつか客と結婚すると夢見る娼婦、若さを売りに入ってきた16歳の娼婦。
様々な娼婦達がいる高級娼館が、家賃の値上げと共に無くなろうとしていた。

始終、気だるい雰囲気が漂う。
映像が綺麗で絵になるけど、もう一回見たいかと言われたら見たくない。
光と影の影の部分を延々と見させられてるからエネルギー消耗するのかな。
何ともいえない鬱々とした気持ちになった。
Junna

Junnaの感想・評価

3.4
メランコリー叙情的美

絵画の中のものが動いているような、

だけど絵画を見ているときはそこから動きが見えるような

フランス的美と鬱を見たくて、
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