コブラ

アウトローのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

アウトロー(2012年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

久方ぶりのリーチャー詣。

無職で住所不定。
携帯はおろかID、クレカ類も持たず所持品はわずかなキャッシュと正義感のみ。
陸軍で培った知と蛮勇で、法をはみ出し闇を切る。


監督インタビューで西部劇の影響は語っているけど、より身近に感じるのは股旅時代劇ですかね。 

カートリッジ作成シーンと、その弾を使った無差別狙撃シーンをカットバックで見せるオープニングは最高にサスペンスフルだし(犯人顔バレしてるけど、犯人探しのプロットではないからセーフ)、台詞と劇伴を排除してシェベルSSで逃走するカーアクションは激渋だし、チンピラ邸でのドタバタは笑えるし、バス内でスクっと席から立って終わるラストのキレ味は最高だ。

つまり嫌いなところがない。

疲れた時にはこれくらい渋いクライムアクションがちょうど良いですな。
敵はドクズだし、リーチャーは無敵だから水戸黄門的に安心して観られる。

トム&マッカリーで続編作って欲しかった。
ネバーゴーバックの奴!
コブラ

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