たろさ

人生の特等席のたろさのネタバレレビュー・内容・結末

人生の特等席(2012年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも単純な勧善懲悪物語。主人公とその周りの人々はみんないい人でみんな正しい。敵はみんな悪い奴でみんな間違っていて最後はクビになる。そしてあまりにも醜いご都合主義。最後の球場でのピーナッツボーイとボー・ジェントリーの対決は特にヒドイ。ピーナッツボーイの投げる球がすご過ぎてボーは為す術なし。投げる球全て空振りしてしまう。
現場を尊重しセイバーメトリクスを批判したいという製作者の意図は感じた。だが、勧善懲悪とご都合主義をやりすぎてしまってまるで現実感がない。またコンピューター贔屓のスカウトが打率がどうこう言っていたが、そもそもセイバーメトリクスでは打率という指標はかなり軽視されている。

スランプに陥っている選手がいるから両親に会わせてあげよう→5打数5安打の大活躍。娘の彼氏が「俺を騙したな、怒ったぞ、プンプン」からのラストの抱擁キス。ここら辺もなかなか酷い。

【名セリフ】
"What do you say now jackass? That’s known as trouble with the curve."
「これをなんて言うんだ?間抜け。カーブが打てないんだ」

2016/04/04 WOWOW
2020/04/29 WOWOW
たろさ

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