このレビューはネタバレを含みます
トビーマグワイア演じるニックの目を通して、謎の人物『ギャツビー』氏の壮絶な人生を描いた作品。
昔に同名の作品が映画化されているらしいが僕は見てませんw
正直、これは太鼓判押してもいいレベルの出来の良さだと思う。
毎夜のように華々しい夜会を開く一方で、常にその心に耐え難い渇望を抱く男ギャツビーを怪演するレオ様に終始釘付けになる。この人ホントに演技上手くなったなぁ。。。
『彼らは最低だ』『我が友よ』というセリフはお気に入り。たとえ嘘っぱちだろうが、そこに人を惹きつける何かがあればそれは恐ろしい力になり得るのだ。
そしてそのあっけない最期もまた視聴者に訴えかけてくる。葬儀のシーンでのニックに僕は完全に感情移入してしまっていた。
前半の甘く耽美な時間と、後半の喪失感、虚無感との対比。
この世には、時として嘘よりも酷い真実がある。
そんな事を考えてしまう作品。
とりあえず僕は髭を蓄えた人を威圧する声のでかい脂ぎったカス金持ちが大嫌いになりましたw
