クラリス

華麗なるギャツビーのクラリスのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)
3.7
『ロミオ&ジュリエット』と『ムーラン・ルージュ』で私とは合わないと感じたバズ・ラーマン監督作品ですが、オススメされたので「まぁレオ様だし観てみるか…」と鑑賞。
今作にもお得意の乱痴気パーティーシーンは登場したものの、今まで観た中では一番バズ・ラーマン節がマイルドで、ストーリーも面白く最後まで集中して観れました!

⚠️以下ネタバレあり⚠️


なんでレオ様の作品ってこう切ないエンディングばっかりなんだろう…私がそういう作品を引き当ててるだけ?
誰か彼がシンデレラレベルのハッピーエンドを演じてる作品を知ってたら教えて欲しい。死にすぎなんだよそもそも!!!笑

でも、戦争で愛する人が帰って来ずに結婚してしまった女性はたくさんいただろうな。日本の戦後ドラマでもそういう設定よくあるよね。
悲しすぎるすれ違いだけど、寂しさを埋めたい気持ちと若くて綺麗なうちにお金持ちに嫁がなきゃって気持ちは理解できる…だからこそ、ギャツビーの一途な愛も、デイジーの楽しかった過去には戻れない現実も、どうしようもなくてもどかしい。

ギャツビーがお城の中をデイジーに案内する場面が好きだったな。降ってくるシャツにキャッキャしたり、住み込みオルガニストの演奏に合わせてダンスしたり…「こういう結婚生活もあったのかな…」なんて想像させる、とても美しい描写だった。
それだけに、最後ロマンスではなくサスペンスっぽい流れになった時はビックリしました。まさか殺人まで盛り込まれるとは…

それにしてもトビー・マグワイアの英語は本当に聞き取りやすいな。
「どこの生まれなんだろう?」と思ってWikipedia見てみたら、かなり壮絶な生い立ちのようでビックリした…ご興味ある方はぜひ読んでみてください👀
クラリス

クラリス