[ギャツビーという男]
「ロミオ&ジュリエット」「ムーランルージュ」で、豪華絢爛な演出で知られる、バズ・ラーマン監督がフィッツジェラルドの小説を映画化。
きらびやかな終戦後のニューヨークの様子を、エキサイティングに描いた作品であるが、かなりのミステリー要素を感じられる作品。「ギャツビー」という男と美麗な女、博打好きな男、この全てが物語を引き立てると共に、時流に合わないジャズ調のヒップホップ音楽を、あえて取り入れる所が、逆に映画を盛り上げてくれる。
光、音楽、感情が見事に調和し、観客が思わず口をアングリとさせる作品だった。そこにミステリー要素を取り入れる事により、より物語が面白くなる作品になっていた。
きらびやかに、嘘と共に、生きる男。ギャツビーと共に…。