ぼっちザうぉっちゃー

ザ・レイドのぼっちザうぉっちゃーのレビュー・感想・評価

ザ・レイド(2011年製作の映画)
4.0
すごい仕上がりのアクションの連続に圧倒された。
序盤は漠然とした説明と急な作戦だけが導入されて、静かに侵攻、制圧する緊張感だけがあった。そこから敵方の住人たちが全力戦闘態勢に入ってから突然に、蜂の巣をつついたような激しさと混乱に移行していく。

とにかくアクションの完成度が凄まじく、ずっとクライマックスレベルの格闘が繰り広げられる。ビジュアル的な華や画的なスタイリッシュさは無いのだけれど、ハードボイルドとカンフー的な熱量の融合みたいな不思議な面白さがあった。
あとフィールドがマンションなので、部屋や階数が変わるというのがそのまま「ステージが変わる」ことを意味しているようで、どんどん新しい敵とぶつかっていく展開も楽しかった。
主人公周りのドラマ面に体重をかけ切らずに、スピードダウンしないまま駆け抜けるのも良かった。

単身で主人公とその兄と渡り合って、結局最後首に蛍光灯刺さったまま戦ってた敵方の幹部が一番強かったな。