HAYATO

ザ・レイドのHAYATOのレビュー・感想・評価

ザ・レイド(2011年製作の映画)
4.1
2024年109本目
インドネシア発のバイオレンスアクション
麻薬王が支配し、ギャングや殺し屋、ドラッグの売人の巣窟となっている30階建ての高層ビルに、ジャカルタ警察のSWATチームが強制捜査に入る。しかし、万全を期したはずの作戦の情報は筒抜けになっており、20人の隊員は無数のギャングを相手に激しい戦いを強いられ、ひとりまたひとりと命を落としていく。
ウェールズ出身のギャレス・エヴァンスが脚本・監督を務め、『エクスペンダブルズ ニューブラッド』のイコ・ウワイス、『スタートレック BEYOND』のジョー・タスリム、『ジョン・ウィック:パラベラム』のヤヤン・ルヒアンなど、ハリウッドでも活躍する面々が出演。
『ダイ・ハード』を彷彿とさせるビルを舞台とした密室劇に、本格的なマーシャルアーツを融合させた作品。
本作はとにかくアクションがすごいの一言。全編のほとんどがアクションシーンと言ってもいいくらいで、世界50カ国以上の軍隊で採用されている格闘術「シラット」を駆使した肉弾戦や、急所をえぐりまくる剣術戦、ド派手に撃ちまくる銃撃戦など、ありとあらゆるアクションがノンストップで展開されていく。
特に、イコ・ウワイス演じるラマの格闘シーンは圧巻で、素早い動きとキレのある技の応酬は迫力満点。ラマの向かう所敵なしかと思いきや、ヤヤン・ルヒアン演じるギャングのボスの右腕・マッド・ドッグも嘘みたいに強い。数的不利でも余裕張り合うクライマックスは驚きの連続だった。
続編も早く見たい。
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