最後の方以外は、ほとんど東京物語のまま。東京物語を思い出して泣く。東京物語っておばあちゃんおじいちゃんに会わなきゃ、両親に会わなきゃっていう気持ちになるから本当すごい映画だ。戦争の代わりに、少し震災要素が入る。
しかしオリジナルがやはり強すぎる。最後もどこかふわっとした着地。オリジナルであれば、本当はもっと蒼井優と絆を深めればならないが、そういう話にはなっていない。別にそれ自体はいいのだが、それに代わる着地になっていないのが残念。蒼井優が最終的にキーマンっぽいんだけど、本当にそれは最後だけなんだよね。原節子に匹敵する重要性を持ち合わせてない。なぜなら妻夫木がいるからね。
橋爪さんはやはり偉大ではある。