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「東京家族」に投稿された感想・評価

マロン

マロンの感想・評価

4.2
日常が凝縮した綺麗な映画

キャストの言葉使いが丁寧で穏やかに時間が過ぎていく。

家族のあり方、ささやかな幸せ、つまらない喧嘩全てが日常だ

柔らかフィルムのトーンの描写です、晴天の場面の淡い色彩が美しかった。

「学校」を観た時も感じたが山田洋次の世界は言葉がストレートで美しい。
家族系だから自然なやりとりが役者の見せ所だと思うんだけど、1人がしゃべって次の人が喋る、みたいな演劇のような不自然さがあって、人が話してるのをみゆな見つめて待ってる変な間が不自然で入り込めなかった。。画面を見ずに聴いてるとあったかくて丁度いい感じだったなぁ。
一昔前と違って、72歳と68歳では 老夫婦とは言えないんじゃないかなぁ…吉行和子は素敵なおばあちゃんだけど 若々しさが感じられないのは設定上かな。橋爪功は柔和な顔立ちからか 頑固一徹に見えないし 西村まさ彦との親子に無理がある…妻夫木聡と蒼井優の爽やカップルが対照的に盛り立ててるけど、中嶋朋子のしゃきしゃき感も捨て難い。
500

500の感想・評価

3.3
ゆったりとしたテンポと台詞回しに、とても現代の映画とは思えぬ違和感を感じるが、妙に癖になる。
まあ、小津安二郎のオリジナルが名作だから、見れちゃうよね。

どこの家庭でも身に覚えがあるであろう、老両親との関わりと死別。案外、駄目な末っ子がいちばん親思いだったりして。妻夫木くん安定の泣き演技に、こちらもついもらい泣き。蒼井優、ええ娘や。


全く同じメンバーで、この後『家族はつらいよ』を撮る山田洋次監督の気が知れないが、そちらが本来の持ち味ということか。『東京家族』では随分と年寄りじみていた橋爪功と吉行和子だが、『家族はつらいよ』では矍鑠とされていて安心した。やっぱり役者よね。
erinco

erincoの感想・評価

-
老人を田舎に残したままの都会人の罪悪感をチクチクと刺激する。その一方、田舎にはちゃんとコミュニティがあって意外に大丈夫だったりする。

このレビューはネタバレを含みます

家族はつらいよの主要キャストで送る、東京物語へのオマージュ。
オマージュって言うか、カヴァー...みたいな。

鰻屋だけが出てこない。残念。

家族はつらいよとの違いは一家の男性陣の性格。
お父さんは割と物静かでとっつきにくいし、長男はあんまりイヤミはない。

家族を巡る環境は年取るとそうなるよね〜とやっぱり身につまされる。
年寄りには都会はあんまり楽しくなかろう。

山田洋次はホント、身につまされる。
明らかな「東京物語」のオマージュというか、パクリというか、その辺はおいといて。父(橋爪功)が旧友(小林稔侍)の元を訪れ奥さんの仏壇に手を合わせ、その後、母を東日本大震災の津波で亡くしたと言われた後の場面後で一瞬、廃品回収車が団地を回っている箇所と、舞台美術・大道具の職に就く末っ子(妻夫木聡)の部屋を母(吉行和子)が訪れている場面の背景に横尾忠則のY路地ポスターから、Y路地に住む家が写される箇所がいい。当然、小津の東京物語と時代背景が違うから生活様式は違うからローカットな訳でもないけど、長女(中嶋朋子)は杉村春子と同じ美容室を営んでるし、老夫婦が泊まるところは熱海ではなく、横浜のホテルだし、夏川結衣は原節子だし、東京物語を現代に置き換えてるのがみえみえで、そんなに嫌な感じはしないが、何と言うか、老巨匠の趣味で作ってる感じが否めないし、その後に繋がる家族はつらいよも、もう殆ど趣味ですからまぁつまらない。山田洋次は基本的に清廉潔白な綺麗な人間を描くばかりでつまらん親父の小言感が嫌なんだけど、それでも場面として上手い箇所はさすがだなとは思います。
Maho

Mahoの感想・評価

3.8
東京物語のオマージュ作品。もともと東京物語も好きな方だったんだけど、こっちのほうがより現代に近くて好きだった。
最近登場人物と同じところで本当涙が止まらない。
先が大体読めてるのにこんなに辛くて、悲しくて、心動かされるのはなんでなんだろう。
東京物語を見た時より泣けた。特に最後のお父さんと紀子さんのシーンでもこんなに泣けるとは、、、。
お母さんが元気だった頃の自分のおばあちゃんに見た目とか雰囲気が似てて、なんか悲しくなっちゃったな。
自分の子供より他の子供のほうが優しくしてくれるっていうなんとも言えない感じ。
絶妙な距離、そもそもの人柄、関係性。
いろんなことがあるけど、やっぱり家族って本当に難しくて尊く、愛おしい存在。これをみてまた改めてそう思える。
難しいな。
音楽も最高でした。
家族はつらいよを先に見たので、ちょっと違和感ありましたが、すぐに慣れました。

横尾忠則の題字と、久石譲の音楽でオシャレに仕上がっていました。
ゆったりした時間の流れ
展開を待ちきれなくて体操したり、掃除やら洗濯やらしながら…
だんだんとこちらの心の速度も緩めてもらった。
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