ななし

東京家族のななしのネタバレレビュー・内容・結末

東京家族(2012年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

実家で

前作?は見たことない
親と同年代だから、おいおい泣いた

三兄弟の親である老夫婦が知り合いのお線香をあげるついでに子どもたちの生活を見に島から東京へくる話
ほんとはどっちが目的なのかってのはね、語られないけどなんとも

最初は長男の家に
開業医で忙しいから東京観光もなく、お客様扱いされつつちょっと寂しい
せっかくお着物来てドライブ楽しみにしたのにね、、、
次は長女の家に
美容室で忙しくしてて子供もいない、あまり広くもない部屋で、天気も良くないからただただテレビを見て過ごした
途中末っ子と観光に行くもすれ違いがあり切ない
折角だからホテルに泊めてあげようと優しく追い出されてしまう
こっから切ないの嵐
ただ窓から観覧車を眺めて、ご飯もよくわからず、慣れないからよく眠れず、慰めてくれるのは海だけ、島に帰ろうと決意する
ホテルを切り上げて長女の家に帰るも、帰ってくるなんてって言われちゃう
もうね、可哀想。分かるのよ、娘も。でも本当に可哀想
宿なしになって、お父さんは旧友を、お母さんは末っ子を頼る
お母さんは恋バナをして楽しめるがお父さんは苦しいね

お母さんが倒れたのを見つけたのは長男の子だった
親が、母親が先に逝くのは辛いな
お父さんが仲悪い末っ子に漏らした「のう、しょうじ、母さん死んだぞ」の一言でほんとに堪えきれなかった、声出して泣いた
あまりに良くてここから見直した
そこからすぐに船で島に帰るのも泣けた
そしてお父さんが遺骨を大事に抱くのも家に着いて無言で荷物整理しとるのも泣ける
お父さんはしっかり泣けるんかね
そしてラストのお父さん、ちゃんと生きていけるんだけどさ、やっぱり心配なのですよ、、、、、、

山田洋次監督が好きならみんな大好物なんじゃないか
お父さんお母さん、主要役者は間違いないし
特にお母さん、吉行さん、強すぎる

ただね、セリフが古いというか所々違和感と言うか、言わされてる感があるかな
そして末っ子、まじのりこさんに甘えすぎやぞーーーー!!!!!!!

何度も言うけど、お父さんのあの一言本当に泣けました
ななし

ななし