上田遼

LOOPER/ルーパーの上田遼のネタバレレビュー・内容・結末

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

LOOPER
ブルースウィリスの映画にハズレ無し。誰かが言っていたそんな彼が引退すると発表されてから見るので私にとっての引退作というところ。

オープニング直後からサクサク。触れると沼るタイムマシンの設定には触れないのは正解。親友のセスのエピソードのタイムリープものらしさと演出も良い。

エンディングは主人公とヒロインに囲まれてレインメーカーが真っ当に育つハッピーエンドがよかったけどまあ仕方ないっすね。パタフライエフェクトと被りすぎてんので未来の自分をブッ飛ばして欲しかったというのが本音。

シドの頰の傷はジョーの死による未来のジョーの否定でそもそもおかしいという説は無くはないんだけど、C言語で言うところの副作用完了点周りの考え方と考えている(良いアイデアだと思う)。どちらが先ということ自体が未定義であれば、どちらの結果でも矛盾ということにはならない。

「スカラオブジェクトへの副作用が、このオブジェクトへの別の副作用、または、このオブジェクトの値を使った演算、のいずれかに対して順序が規定されていない場合、未定義の動作となる。ある式に含まれる複数の部分式について許容可能な順序が複数あり、これらの部分式から副作用が発生する場合には未定義の動作となる。」
上田遼

上田遼