MiYA

LOOPER/ルーパーのMiYAのレビュー・感想・評価

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)
2.8
タイムトラベルSFといっても、未来から幼少時代の敵を殺しにくるという「ターミネーター」のようなシンプルな話で(ただそれが未来の自分だったというだけ)複雑なタイムパラドックスを扱う類の話ではありません。かといってアクションやサスペンスで見せるというわけではなく、やや中途半端なSFアクションという印象。

少年と母親の家に潜伏する中盤で思いっきり物語が停滞するし、未来の自分と対決するという見せ場のシーンも緊迫感がないし(せっかくジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスなのに!)、そもそもなぜ現代のジョーがあの母子を守ろうとするのかの動機の部分が弱い。ラストシーンなんかはよかったんですけど、残念ながら長所より短所が目立つ映画になってしまいました。
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