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砂漠でサーモン・フィッシングのはのレビュー・感想・評価

3.4
あらすじ
英国の水産博士に、砂漠の国イエメンの大富豪から、鮭釣りがしたいので、自国の川に鮭が泳ぐようにして欲しいとの依頼。
不可能と一蹴したものの、中東情勢に明るい話題が欲しかった首相広報担当官がこれを支援、首相からのGOサインも出てしまい、引き返せないことに。

感想
突拍子もないところから始まる話で冒頭引き込まれるのだが、問題が山積して居た序盤から、片付いていく後半に行くにつれ、次第に失速する印象。
それでも十分面白いんだけど。
大富豪のキャラが良すぎて、突拍子もない話、に早々納得させられちゃうんですよね。
全然金持ちの道楽目当てじゃなくて、わけのわからない依頼に振り回される話ではなくなっちゃう。
富豪と博士の関係の方が面白く、恋愛話はそんなに興味引かれなかったかなあ。
1番面白いのは広報官と大統領のチャットだけど。

最後のあれもまあ酷い。
でも世の中そんなんだし、落ち度がない、とか、本当に愛してる、とか、相手には全く関係ないですしね。
何の言葉もないのはムカつくけど。
自分としては作中誰よりも、今後彼に頑張って欲しいですね。
超成功して、奴の事を「誰それ?」って言って欲しい。
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