椎良

パフューム ある人殺しの物語の椎良のレビュー・感想・評価

3.7
香りしか愛せない

〈驚異的な嗅覚を持って生み落とされた少年。才能を活かし調香師として、人々を魅了する香水を作り出した。しかしその過程で彼は数々の殺人を犯すこととなる。彼の野望が明らかに…。〉

サイコフェチ系サスペンス。
腐った無法の街に漂う生々しい香り。嗅覚に恵まれた男が香水で街を変えていく…ではない。それどころか、初っ端から叩きつける展開へ。
肌の質感や物のシズル感にとことん拘り、視聴者の嗅覚に訴える挑戦作。いや変態。

ぼくのかんがえたさいきょうのこうすい。話はドン引きレベルながらどこか悲しい。終盤は唯一無二、よくこんな画が撮れたなと…。
椎良

椎良