K

パフューム ある人殺しの物語のKのレビュー・感想・評価

4.8
嗅覚というのは聴覚と同じぐらい共感が難しいものだ。その器官のセンスが秀出てる人物の物語というだけでも香水好きにはたまらない。全てが濃厚。深い。揺さぶられる。終盤の壮大なシーンは忘れないでしょう。

2020年10月追記
二度目の鑑賞。はじめて見たときは、終盤の壮大な奇跡のシーンばかりに気を取られてたけど、当時のパリの香水屋の賑わい、調香のシーンから、主人公が山奥で誰にも邪魔されず自分の存在に没頭するシーン、香りを採取する工程など、五感を刺激するような見どころ満載だった。
K

K