紅茶

パフューム ある人殺しの物語の紅茶のネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 まず始まり方がイイわ、そこまで悪い事を?って感じで引き込まれたw
 語りもイイ感じで、最初のグチョシーンが好き系描写すぎてたまらんww

 これを観てると、偶然と運命の絶妙さを感じる。あ、後、慣れない大金は身を滅ぼすってのもww
 香水の事も知れるし、何よりジャン=バティスト・グルヌイユ、最高やん。天才って、まさしく彼のような人を言うんだろうな。
 天才の執着が狂気のようで、疫病神か神に愛されし男か悩ましい。

 一つの恋の匂いを作りたかったんだなぁ。
 彼の集大成は最早麻薬。
 彼は伝説の産物を作ったようでもあり、本物の『愛の精霊』を作ったようでもある。彼が作りたかったのは、きっと気付かぬままに手折った恋なんだなぁ。
 めっちゃ素敵やん。

 イタリア・フランス芸術のような女性描写もだけど、匂いの抽出シーンの人肉料理のような描写も最高。
 何より終わり方が素晴らしい。
 天使をくっちまうって、そりゃ素敵すぎるわw
紅茶

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