弁護士のクリスは、貞淑な妻と長女・長男,幼い次女と平凡に暮らしていた。
ある日、趣味であるハンティングから帰った彼が獲物として捕まえてきたのは、野生の人間の女だった!
この女を倉庫で飼育すると家族に宣言するクリス。
家畜の世話をするように、手足を縛りつけて凶暴な女の世話をする家族たち。
この野生の女は、人喰い一家の最後の生き残りの女だった!
ジャック・ケッチャム原作「人食い?三部作」の『オフシーズン』『襲撃者の夜』に続く三作目(^^)
『オフシーズン』は未映画化※企画途中でぽしゃった
『襲撃者の夜』は映画化。低予算だがそれなりなグロホラーに。
本作は前作にも登場したポリアンナが再び登場!
素晴らしい怪演(^-^;
ラッキー監督作常連のアンジェラも母役で重要な役割。これはうれしい!
個人的には高評価だが、とんでもない異色作で非常に好みがわかれるだろう問題作(;´_ゝ`)
人食い少女が人を襲うホラー展開ではなく、ヘムタイ家族のファミリードラマ中心(^o^)
グロ描写もそこまでひどくなく、最近のホラーでは緩い方。
テーマは「人食い」ではなく、超男尊女卑男性陣vs虐げられ連帯した最強?女性チームと言ったとこか。
弁護士だが超男尊女卑ドSパパ、精神的にやばい妻、何かを隠している娘、父のDNAを引き継いだ変態長男、無邪気なちび娘。
人食い女が家にやって来たことで、ギリギリで均衡を保っていた家族は一気に破滅への道まっしぐら(*_*;
キャラ設定、無駄のように見えて計算されてる演出と伏線、特に
「鳴き続ける犬はなぜ鳴くのか?」
のオチはぶったまげます(゜ロ゜;
ぼかしのない裸体描写、過酷な調教、父親の鬼畜っプリと見所満載♪
ラッキー監督なんで当然?レズを匂わせるとこもあり。
またアルジェント御大のぶっ飛び映画『愛しのジェニファー』を彷彿とさせるとんでもエロ展開もΣ(゜Д゜)
ケッチャム原作だが『隣の家の少女』のような極悪が続く展開でもなく、最後は虐げられた女子パワーが見事炸裂するんで、そこまで後味は悪くない。
しばらくはファミリードラマだが、レズっ気のあるナイスバディー教師が家を訪れてからのクライマックスは必見!
予想だにしえない仕掛けとカタルシス(ー_ー;)
ヘムタイ映画なので、世間の評判はそれほどよくはないだろうが、これほど念入りに作られたホラー映画は珍しい♪
好き嫌いはともかく、映画の質はかなり高い(^o^)
音楽も敢えてミスマッチだらけにしてるんだろうなあ…