○ちょっぴりネタバレありかも
伝説の傑作ノワールアクション『SPL/狼よ静かに死ね』の続編!
ウー・ジン&トニー・ジャー主演のムエタイ&カンフーアクション。
結論から言うと…かなり熱かった!おもしろかった!( ;∀;)b
1と監督が変わり、ドニー、サモハン出演なしと不安要素もあったけど十分なおもしろさ( ^∀^)
※ウー・ジン、サイモン・ヤムは別キャラで登場している。ストーリー上のつながりなし。
舞台は、なんと香港、タイにまたがり(「ヒーロー・ネバー・ダイ」へのオマージュか)
2時間の尺に、超絶アクション!、父と病気の娘愛(トニー・ジャー)、甥と叔父愛(ウー・ジン)、「心臓杯」兄弟バトル!(ルイス・クー)、潜入捜査、臓器売買などなど内容盛りだくさん(;゜∀゜)
1ともどもドラマ重視のため、アクションシーンは香港アクション映画にしては少なめ。ただし1つ1つの質がかなり高い。
ウー・ジンのカンフー&トニー・ジャーのムエタイが見事に融合(゜ロ゜;
ワイヤーアクションは多めだが、カメラワーク、音楽と美しいアクションが相まって、オペラの様相も(^.^)
ドラマパートもきつめだけど、R指定の1の極重っぷりに比べればかなりまし。
特筆点は、やはり高速アクションだけど、特に…
ウー・ジンのトンファーvs冷徹な眉なしナイフ:チャン・チーとのデスマッチ( ;∀;)
明らかに1へのオマージュ(;゜∀゜)
チャン・チーは、不条理香港映画「ミッドナイトアフター」の大学生4人組の赤い服着た人です(´Д`)
顔も眉毛も違いすぎてわからん😵🌀
まだ20代半ばだし要チェック
後は、事実上のラスボス獄長マックス・チャンvsトニー&ウー!
マックス・チャンあまりに強すぎ(苦笑)
ここまで強い獄長と言えば、カサンドラの「ウイグル」くらいしか思い付かない…←カサンドラでピンときたらおっさん
「北斗神拳の闘いに二対一の闘いはない‼」
という故事成語は世界で有名ですが、今作ではバリバリ二対一で闘います( ;∀;)
ガンバれマックス!
この最強の敵&二対一バトルは、かなりの確率で「アイアンモンキー」のパク…ゲホゲホ…オマージュでしょう(゜゜;)
マックス・チャンはアイアンモンキーの「ハンホン和尚」並に強かった!
また、このラストバトルの、とあるシーンが1へのオマージュになってます(^.^)
結果は違いますが。
ところで、血縁の愛と対立に満ちあふれた本作ですが、疑問点が2つ出てきます。
・オープニングで水に沈みゆく少女はいったい誰?(その後一切登場せず)
・ウー・ジンはなぜ初対面の赤の他人のトニー・ジャーの娘サーのために命をはるの?
実は本編ではまったく語られていないんですが…
ウー・ジンは、幼少期に自ら誘った川での水遊びで、当時6才の妹を目の前で助けることもできず亡くしたつらい過去があります(T_T)
映画冒頭の沈む少女は、ウー・ジンの妹です。
ウー・ジンはずっとそのことがトラウマに…
よって特に血縁なくトニージャーの娘サーを助ける解釈としては、
「瀕死のサーに昔助けられなかった妹の面影を見た。それを助けることで、過去のトラウマからの脱却&ヤク中に落ちた今の自分からの脱却を図った」あたりでしょうか。
映画としては十分大当たりの部類ですが、唯一気に食わなかった点…
・激アツのラストバトル中に同時進行で重病人兄弟グダグダバトルシーンのたびたびの挿入(´Д`)
これはいらない!
ラスバトのテンポが落ちてしまったのが残念。
差し引いてもかなりのお勧め作ですが☺
P.S.赤ちゃんがドーンオブザデッド並に動き回るようになり、復帰は当分無理です(*_*)
またいつの日か(^_^)/