NINJAGAIDEN

ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録のNINJAGAIDENのレビュー・感想・評価

4.0
ヴァン・ダム×ラングレン壮絶!
"ユニバーサル・ソルジャー4"にして最終作。

徹底した暴力描写の物量攻撃に圧倒されるが
フィリップ・K・ディック的SF作品でもあり、
最終的には自身の幸福だった記憶を守る戦い
になっていく。

人類に反旗を翻らさんとする
ユニバーサル・ソルジャー軍団を鼓舞する
ラングレンの背後で
遠くを見つめ、過去を思い返しているかの
ような空虚なヴァン・ダムは何とも言えず
描かれなかった第1作以降のドラマを想わせる。

最終決戦での
スコット・アドキンスVSヴァン・ダムは
シナリオ的にもアクション映画史的にも
しっかりクライマックスに位置付けられて
おり、現行最強のアクションスターの一人
であるアドキンスに一歩も引かないヴァン・ダム
の身体捌きに感動する。

"終わりはない"

風俗館での生々しいエロ、暴力的なバイオレンス
・グロテスク描写、情け容赦ないハードな展開は
Rー18に相応しい過激作だが、まさか
"ユニバーサル・ソルジャー"オリジナルから
このような展開に派生するなんてという意外性は
かなり魅力的。

もちろん、
グッドシェイプなドルフ・ラングレンも格好いい
し、新型ユニソルのアルロフスキーの狂気(凶器)
主人公であるスコット・アドキンスの現行最高
の肉体アクション等々見所盛りだくさん。

戦い続けることに疲れ果てたような、
悟りの境地にいるような、ヴァン・ダムは
"ユニバーサル・ソルジャー"ファン必見。
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