トールマンの三鷹のネタバレレビュー・内容・結末

閉鎖され活気のなくなった炭鉱の町には「トールマン」という謎の人間が町の子供たちを次々とさらっていくという事件が起きていた。看護師のジュリアは息子のデビッドと彼のシッターと３人でこの町に住んでいた。ある日デビッドも謎のトールマンにさらわれてしまう。子供を取り戻そうとジュリアは必至で追いかけるが…
これ以上のあらすじはものすごいネタバレになってしまうので割愛。この意外な方向の事実がすごいのだが、はじめからあの人はなんだかとても嫌な奴で好きになれなくて（まぁそれも私の好みの問題でもあるけれど）、話が進むにつれて「ああ、そういうことね」と思ったりもしたけれど、もしかしてこの役の「嫌な雰囲気」というのは伏線の一種なのかしらんと見終った後に思いました。
子供の幸せとは何か、という重いテーマを扱ったとはとても思えないジャケの写真。第一印象からはただの三流サスペンスホラーみたいな雰囲気しか受け取れない。これ、もっと違う絵ヅラにしたほうが評価が違ってくる気がするなぁ。話をちゃんと組み立てて作りこんでいるだけに勿体ない。
勿体ないと言えばトールマンの存在はもっと描いても良かったと思う。映画を見終った後、「トールマン」の影があまりにも薄い…。