さたさた

ルビー・スパークスのさたさたのレビュー・感想・評価

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)
3.6
「自分が理想を詰め込んで書いた小説のヒロインが、目の前に実体を伴って現れてくれた」という粗筋と、キュートでポップなポスターから想像されるストーリーより、苦めの現実的な話運びで驚いた。このギャップは意図したものなのだろうか?
恋愛の相手を思うがままに操ろうとする事の罪、傲慢さに向き合った展開で誠実さを感じた。鑑賞前に予想していた理想のイチャイチャ系ラブストーリーでは無かった。
ラスト、これからの主人公は一人の「生きた人間」としてのルビーに向き合っていくことが出来るんだろうな、と思える素敵な終わりだった。
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