焼きぷりん

レ・ミゼラブルの焼きぷりんのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
4.0
同名ミュージカルの映画化。苦悩と葛藤を抱えながら、フランス激動の時代を正しく生きようとした1人の男のドラマ。

数奇な出会い。1つ1つの新たな出会いが人生を大きく変える。生涯にわたる因縁、託された想い、そして託す想い。仮釈放された囚人の身から、正しく生きる道を選ぶ決意をしたのも、運命的な出会いによるもの。

悲壮な決意をミュージカルにのせて。映像的な演出は控えめだが、かなり重厚。音楽も雰囲気にマッチしていないものはない。歌唱はもちろん、表情や演技がスゴすぎて、ゾクゾクするシーン多数。

闘わずに赦すのも正しさか。しかしまあ、命が儚いなあ。想いとは裏腹に…という展開が多く、憐憫の情を抱かずにはいられない。尺の長さは若干気になったものの、気合い十分の一本。
焼きぷりん

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