レ・ミゼラブルのVickyのレビュー・感想・評価

パンを盗んだ男。塀の中で荒み、憎しみに溢れた心に愛を取り戻していく。
この歌が聞こえるか。怒りに満ちた者たちの声が。時代ではない、国ではない、紙切れの上の出来事ではない。これは人々の物語だ。
希望か絶望か。思いと祈りのハーモニーが、激情と純心の色を見せる。
夜明け前の暗闇が、その光を引き立たせる。