青二歳

サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへの青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

撮影監督のインタビューに宮川一夫がいないからやり直し。あハリウッド限定ですか失礼しました。フィルムからデジタルへの移行云々のドキュメンタリー。
製作はフィルムでもデジタルでもどっちでもいいけど、アーカイブとアクセスビリティの確保について論じてほしい。近代フィルムセンターの方針は以下の通り。
http://www.momat.go.jp/fc/aboutnfc/filmbunka/

なるほどアーカイブはフィルムでいいと思う。確かに規格、解像度が変わるたびにデータ変換しなくちゃならないとしたらそれも不合理。ただアクセスビリティに関しては別…DVD化をとっとと進めてほしい…もしくは1本ごと有料のネット配信(iTunesストアやAmazonビデオみたいな)。フィルムが現存してるのに観れないものが多すぎる。もちろんフィルムセンターや名画座で上映がかかるのを楽しみに待ち受けていますけども…(тωт。`)
名画座にはこれからも頑張って頂くとしても、流通もしない上に、民放TVは邦画の名作をコンテンツとして認識していない有様。BSぐらいか?もうフィルムセンター辺りに革新的な試みを頑張ってもらうしかない…( ̄^ ̄゜)

ついでに脱線して…「TV局のレベルが下がった」と片付けてもいいんだけど…この現況の一因のひとつに“言葉狩り”があった事を忘れてはいけないと考えている。放送禁止用語なんていう自粛措置によって、邦画の言語世界が否定されて放送できなくなった向きが多分にある。例えば“殺人狂時代”のキチガイという言葉がwowwowでさえ消音されたりとかおかしい。何故日本において映画というコンテンツへのアクセスはこんなにも限られてるんだ。
青二歳

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