FURU

映画 鈴木先生のFURUのネタバレレビュー・内容・結末

映画 鈴木先生(2012年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

Lesson11←これ重要!!!

「オープニング」
笑ってなかったのは……
出水君→選挙のやり方を変える為、生徒会長に立候補!
かーべぇ→公園であやしいふたりに近付く。風間君の最初の人質。
樺山さん→平良さんの友達だから??
かなーと思いました。
小川さんは映画でもドラマでも、笑わないしメガネもかけない。
小川さんが投げたカラーボールで、鈴木先生がカラフルに染まる。カラーボールは、生徒達の個性で、どんな問題を投げかけられても、逃げずに真っ向から受け止め、話し合いを重ね、理解を深める。そういう鈴木先生の特徴をよく表現していて、かっこよくて好きです。

「演じる、ということ」
演劇ラブ!な、竹地君の熱意。
そして、鈴木先生からの言葉。
「この世の中は、各々がそれぞれの役割を演じることで、成り立っている。」と。
女優や俳優を目指しているわけじゃなくても、つらい時しんどい時 に、別の自分を演じてみることで、乗りきれることもあるのだ。
そういえば私も「いいお母さん」を演じる時があるなー。家ではダラダラごろごろしてるけど。そういう感じかな。(笑)

「足子先生の脳内消去」
この術は、私も真似したい。(笑)
私も、苦手な人とは距離をとったり、しばらく離れてみたりしている。それは生きる手段として必要なことだなぁと思います。

「グレーゾーンを残しておく」
答えはひとつではなく、また、何が正しい、間違ってる、でもない。逃避できる場所を残しておく、拒否する権利を認めてあげる。そうしないと、ふみとどまれなくなり、テロや犯罪に走る者が出てしまう。
問われるのは、人間性。
人間性を育てる、それが教育には求められる。

「脱・金八先生」
これまでの学園ドラマとは明らかに違う、鈴木先生。

「平良さん」
平良さんの素質を見抜いて背中を押す鈴木先生。最初は嫌がってた平良さんだったけど、最後までやり抜いて、みごとに当選!!
先生にちゃんとお礼も言えてて、ほんとえらい!人間力!!
ピグマリオン効果大成功!!

「神田さん」
2-Aのことが羨ましかった神田マリ。最後に、卒業生が訪ねて来ない鈴木先生に対して、かける言葉。これには感動しましたよね。

「足子先生の生徒愛」
犯人(風間君)のところへ一番最初に飛び込んでいった足子先生。
「私の大切な生徒を、お返しなさい!やるなら私を、おやりなさい!!」
ここも感動!!

「卒業生・風間君のストーリー」
この部分に、違和感を覚える方も多いと思います。
映画の為に、わざわざ大げさなエピソード作っちゃったなー、っていう感じがどうしても否めませんが。
これも、きっと、目を背けてはならない、考え続けなければならないこと、なのかもしれません。
とにかく風間君の猟奇的な演技は素晴らしかった!!

「小川さん」
鈴木先生も、そして、続木先生も、「神」として崇められていた小川さん。神々しさ、神秘的な美しさ、土屋太鳳ちゃんの演技もまた、素晴らしかった!!

もちろん!!!
ハセヒロさん演じる鈴木先生も、ハマリ役でしたよね。
ベストオブ長谷川博己!!
鈴木先生大好きだーー!!!

そう、叫びたくなるような映画です。
あえての、4.9点!!!

やはり、映画単体ではなく、ドラマとセットで見ていただくのがいいと思います!!
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