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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日のmylifeのレビュー・感想・評価

4.1
「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」を久々に再鑑賞してみた。割りと前に一度観たきりで今回で二度目となる。

えっと、アン・リー監督の作品やったよね。アン・リー監督作品と言えば遥か昔に観た覚えのある「ブロークバック・マウンテン」が少しばかし懐かしいかな。

そんなどうでも良い話はさておき…久し振りに観たけど、やはり中々と面白い。まず何と言っても、その設定が斬新。虎と227日も生活するなんて狂気の沙汰やし、自分やったら絶対に嫌だ。って言うか、まず生き残れないやろうね。

まさに、その模様だけで、1本のフィルムに纏めてしまうなんて…アイデア勝負の映画って、やはり良いものだ。トラとの共同生活は想像を超えて大変やと改めて認識したりして。

とにかく、映像が素晴らしく綺麗で今見ても驚かされる次第だ。10年以上前の作品やけど、ここ最近観た中でも特にそう唸らされたのである。夜の海面を映し出す映像。波打つクジラの演出とか…何かと魅了された訳である。

ストーリーは語り口調で明かされていく展開。この映画の内容には合っているようにも思えた。サバイバルな展開やけど何処かでファンタジーっぽさも感じる今日この頃。それは、中核を担うトラの存在と、あの映像美のせいかな。
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