海難事故により漂流してしまったパイと、同じ船に乗っていた売られる予定だったベンガルトラのリチャード・パーカーが小さなボートで漂流するという映画。
最初はパイとパーカーは仲が良くて、襲われる事がなくなんとか生還するというようなほんわかした話だと思っていたので予想外(笑)
自然というのは時に美しく、時に恐ろしいものだと上手く描かれていたと思う。そしてパイの宗教観が序盤に語られているが、そこがこの作品のポイントなのかなとも思った。
最後のパイの語る『もう一つの物語』でゾクッとした。聞き手次第でどのようにも受け取れる。前者であってほしいな…。