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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日のKotaのレビュー・感想・評価

3.5
“君はどちらの真実を信じたい?”

インド人のパイ(イルファンカーン)の元に作家のヤン(レイフスポール)が訪れ、パイが少年時代に体験した漂流の話を聞く。それは一匹の虎と漂流したという嘘のような物語だった。

この手の語り手がいてストーリーが展開する話においては、“語り手が語る事”がビジョンとなって映し出されているだけで、それが事実であると思ってはいけない。今回も最後でなるほどね〜と…。1880年代のミニョネット号事件がモチーフみたいだから、その事実も調べておくと更に面白いかも。

トラと漂流してからほぼCGだったのが何となく残念だったけど、最後まで観るとCGであった事すら納得ができる。そしてCG独特の映像がとても綺麗だからそれだけでも楽しめるし、動物や魚が好きな人はもっと激アツなんじゃないかな?
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