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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日のpepperのレビュー・感想・評価

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色々な動物達とその動きに合わせて文字が動く可愛らしいオープニングにワクワク。
最初の30分位はパイ少年の生い立ち。
名前の由来とか、宗教の話とか、父親の教えとか。
その後、カナダに移住するために乗った船が沈没し漂流生活へ。
人間の都合で大海に放り出された動物達が哀れだ。
とてつもなく大きく深い海の美しさ恐ろしさの
ど迫力に圧倒され、ぽかーんと口を開いて見ていた。
試練や奇跡を乗り越え陸地に辿り着き、救出。

生存者であるパイの所に保険調査員がやってくる。
そこで語られる話に頭から水をかけられたような気分になる。前半のちょっと退屈なエピソードが最後に効いてくる。

解釈は色々あるけど、目を見張るような美しい映像の数々と、それだけでは終わらない残酷な何かが心に残れば充分!

あれだけの経験をしながらも、家族を作り穏やかに暮らしているパイ。
虎のリチャードパーカーも森に帰り幸せに暮らしていればいいな。
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