進藤先生

脳男の進藤先生のネタバレレビュー・内容・結末

脳男(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

①韓国でのリメイクを希望!

邦画のこの手の映画は粗が目立ってしまい観ている間に醒める事が多いが、この映画はあまり気にならず観る事が出来た。

「生田斗真」が演じる魅力的な“ ダークヒーロー ”
公開時に続編の話があった様な記憶があるが観てみたい。

ただし、アクションシーンや爆破シーンのCGなどはまだまだ物足りなさがあるので、この手の映画が上手い韓国でリメイクされたらもっと完成度の高い映画になるのでは。

②大阪の寝屋川市で起きた痛ましい事件後の鑑賞だった為、余計に“ 正義の殺人者 ”が深く心に残る。

大阪の犯人も死者は出していないが過去に同じ様な事件を何度も犯していた。
こんなやるせない事件が起こると、被害者家族で無くても“ 正義の殺人者 ”を育てた祖父の気持ちが理解できる。
その気持ちで観た時「染谷将太」の結末に対して異論など無く、賛否は抜きにして究極の解決法だと思う。

③「二階堂ふみ」
『十三人の刺客』の稲垣吾郎や新旧ジョーカーにゲイリー・オールドマンとイカれた演技で評価される事が多いが、イカれた演技は印象に残りやすく、意外と演技しやすいのではないかと思ってしまう。
演技者にとって普段の自分と全く違う派手な演技より、あまり感情を表に出さない普通の演技の方が印象に残らず難しいのではと感じた。

この映画で一番印象に残ったのは、
「 私は彼を“ 脳男 ”と名付けたよ 」
この時の石橋蓮司の最中を食べる演技が素晴らしい。さすが怪演俳優!

韓国の監督さん、誰か撮ってくれないかなぁ

2013/2/19 109シネマズ川崎
2015/8/23 CS✍️
進藤先生

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