このレビューはネタバレを含みます
美人のプロレスタッグレスラーとマネージャーが泥臭い巡業をこなしながらタイトルマッチを目指す。
報酬を値切られた腹いせにバットで興行主の車をめちゃくちゃにしたり、
タイトルマッチに参加するために興行主に枕営業をしかけたりと主人公サイドもなりふり構わないところがある。
安いモーテルばかりに泊まって、ボロボロの車で地方を回る苦労の中盤までを見ているので、なんとか漕ぎつけたタイトルマッチで普段は贅沢に財布の紐が固いマネージャーが衣装や登場演出に目一杯お金をかけているのにグッとくる。
タイトルマッチ自体も興行主が審判を買収しているので苦しい戦いを強いられるのだけれど、最後には観衆を味方につけて勝利をもぎ取って終わり。
格闘技やスポ根には基本興味がないけれど、2時間弱の短くない時間のうちに気づけば主人公たちを応援できる良い作品だった。