麩

ふがいない僕は空を見たの麩のレビュー・感想・評価

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)
2.6
U-NEXTで配信されてるR15版を見たら、雑なデカモザイクがおもろくて
作品とは関係ない部分で毎回ちょっと笑っちゃう

世の中のさまざまな偏見や無理解、社会保障の至らなさ、命や性へのまなざし、さまざまな問題提起というか言いたい事が詰まってるのはすごくわかるんだけど
言いたいこと、多すぎ〜(アホ政府がジジイ向けに運用してる国で生きる、疲れ果てた現代っ子に2時間を超える長尺で問題提起しまくりはキツいぜ〜)

あと、「無理解」「偏見」「社会の冷たさ」「思い込みの危なさ」とかを表すために一瞬だけ出てくるキャラクターが
本当にそれしかないというか、
多面体としてひとりの人間を描き、葛藤し交錯する中でぶつかる群像劇ではなく
物語として言いたいことを言うため、主要キャラたちに敵対する壁となってもらうために存在するモブキャラたちって感じになってて
うーんって思った
こいつらがこういう無理解、無配慮、偏見や思い込みの強い思考、ネグレクトやイジメに陥ったのにも理由があるはずなのに
ただのやなやつみたいな感じで次々登場するのはしんどい。
麩