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テッドのodyssのレビュー・感想・評価

テッド(2012年製作の映画)
3.0
【大人のための童話】

話ができるテディ・ベアと持ち主との友情物語、っていうと少年向きかなと思うけど、実は大人向きというところがミソの映画。日本ではR15になっているし。

このテディ・ベア、大麻を吸ったり女たらしだったり。持ち主の、かつて少年、いまはオタクっぽい30代の男と一緒に年を取ってきたわけです。だけど持ち主は仕事もいい加減だしサブカル趣味で、イマイチ大人になりきれていない。せっかく美人の同棲相手がいるのに、そのせいでだんだん関係が怪しくなってきて・・・・。

テディ・ベアの設定が奇抜ですが、それを別にすれば定番的なストーリーで、あまり新奇さは感じません。大人のための童話、といったところだから、これでいいんでしょうけど。

惜しいのは、アメリカのサブカルに引っかけたネタが多くて、アメリカ人なら腹を抱えながら見ていられるんでしょうけど、アメリカのサブカルにうとい私にはよく分からない部分が多かったこと。私がアメリカ人なら多分もう10点くらいは高評価になっていたでしょう。

青年と同棲するロリ―を演じるミラ・クニスが非常にチャーミング。『ブラック・スワン』でナタリー・ポートマンと共演(競演)していた女優ですが、こんなに美人だったっけ、と見直しました。若い盛りのころのキャサリン・ゼタ=ジョーンズみたいにセクシーで美しい。そのほか、彼女の会社の同僚の女性社員も美人揃い。アメリカって、ちゃんと美人女優が沢山いるじゃん、と思いながら見てました。有名でもトウのたった女優じゃなく、こういう若い美人女優を積極的に使って映画を作るべし(笑)!
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