あべゆ

空気人形のあべゆのレビュー・感想・評価

空気人形(2009年製作の映画)
3.7
《ひきこもり映画祭 168作目》
【ちょい広島映画】岩松了さん演じるビデオレンタル店の店長が、「『仁義なき戦い』どうですか。広島は2作目からです」と。そうそう1作目の舞台は呉で、2作目『広島死闘篇』から広島なんですよね。どうなる広島!

この1週間で、『川の底からこんにちは』『バンクーバーの朝日』『空気人形』を観たので、週3岩松了です。この岩松さんが一番ゲスかったですね。いいひとっぽい人も、中身はなんか黒いものが詰まってる。

ペ・ドゥナさんの、なにも黒いものが詰まってない人形役、綺麗でした。これぞ透明感。心を持ったらウソをつき、ちょっとずつ透明じゃなくなってしまうのでしょうか。このあとたまたま観た『冷たい熱帯魚』では、でんでんさんがつぎつぎと人の「ボデーを透明に」してしまうのですが、なんかつながってる気がしました。こっちはいいひとそうな吹越満さんに、どろどろの黒いもん詰まってました。表現は真逆でしたが笑。
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