さき

空気人形のさきのネタバレレビュー・内容・結末

空気人形(2009年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ー「心」を持つことは、切ないことでしたーー 人形が心を持ってしまった視点から描かれた作品。 誰かの代用品と何度も作中で印象付けられるのだが、心の有無以外は人間も代わり等いくらでも居るし、老いていくと需要も減るので人形と似通った結末なのかなと、思ってしまった。 しかし、自身の存在意義を模索していく中でも、生んでくれてありがとうと言うシーンは良かった。 度々エロスティックなのだが、いやらしく観えずドゥナ演じる主人公が美しく描かれている。 始終、ドゥナの可愛さに心が和むのだが、純一とのベッドシーンからゴミに出す辺りは少しぞっとした。 レビューとして何と形容していいのか難しい作品だ。ただ、個人的には好きな類の映画だった。
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