このレビューはネタバレを含みます
かの有名な凶悪事件である北九州監禁殺人事件の核である"他人の家族をマインドコントロールし首謀者は手を下さず家族自身に始末させる"殺人を彷彿とさせる映画。
実際の事件よりかはかなりマイルドに描かれているとはいえ
それは北九州監禁事件の真相が惨すぎたからであり
元となった事件を知らずにこの映画を観たなら充分恐ろしい内容のように思える。
映画自体のレビューの拝見すると賛否両論あるらしい。
まあ突っ込みどころも疑問も残る映画だったが
真実ってそんな簡単に全てが明るみになるものでもないので個人的にはこの映画は物語として楽しめた。
振り切ったいかにもなサイコパスではなく
つかみどころがない人間のサイコパスを香川照之が巧妙に演じており素晴らしかった。