liberte

ストロベリーナイトのliberteのネタバレレビュー・内容・結末

ストロベリーナイト(2013年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

牧田の目が凄かった。姫川に正体を知られた後の車内で目がうっすら潤んでるところとか、殺害シーンの血の涙が滲んだような目。車中の姫川と牧田はまさに同じ目に見えた。 菊田は、切なさと気丈さと。常に抑制した感じが観てる側を辛くしてくる。 殺害や乱闘のシーンが何故か綺麗と思えてしまう。 日下や井岡の菊田と掛け合いの安心感。日下の姫川を見守る様が滲み出ていて心がほころぶ。 晴れの場面。菊田の辞令を示しながらの笑顔は痛みを伴うが責めてもの救い。 捜査会議での整列、組対と捜一の対比、姫川班、日下班、和田、橋爪と揃った豪華さは圧倒的だった。 不満を言うなら、幾重にも隠蔽されて…と謳うほどではないかということと、原作を読んでいなければ真犯人の背景を知るには不足かということ。 でも、久しぶりに帰り道、いつもの街がちょっと違って見える感覚を味わえた。 2013.2.2
liberte

liberte