自分自身、登山が趣味で雪山にも登る事があるけど、万全の準備をし体調を整え山岳保険に入り、登山届を出してYAMAPを利用し家族に現在地を共有するようにしています。そこまでしても予期せぬ危険が潜んでいるのが雪山なのに、この映画の登山者のように足が重いからってアイゼンを外したりする事って自殺行為に等しいです。最近、富士山登山のニュースで外国人が上半身裸で登ってきたり、女性がサンダルで登ってきたり山を舐めきってる初心者の多さにビックリしました。こういう人にこそ、この映画を観て山の怖さや、安易な自分の行動によって山岳救助隊の人が命をかけて救助に来るはめになるって学べばいいと思いました。
原作の漫画を２時間ちょっとにまとめて映画化しているから、山の怖さばかりが前面に出てしまい、楽しさが伝わってこなかったのが残念。
山で亡くなった人を担いで下山するのが大変なので、そのまま遺体を谷底まで落とすのには驚いた。どれだけボロボロになろうとも遺体が家族の元に帰るためにはこうするしかないんでしょうね。
山頂で小栗旬が飲んでいるコーヒーが美味しそうでした。山頂で飲むコーヒーは格別ですからね。山小屋で食べるご飯も最高です。
山に登る時は気を引き締めようと思わせてくれる映画でした。
