幸せを求めて遠い空の元へ・・・・
ポーランド製の切ない物語でした。
ポーランド国境にほど近いロシアの小さな町のストリート・チルドレンの幼い兄弟。日常は駅の構内を寝床にしていたが、良い生活を求めて兄の親友と三人で国境を越えポーランドへと旅立つ。
厳しい国境越えの旅は厳しい物だがそこは明るい三人組。苦労の末ポーランドの警察に保護を願い出て収容されるが・・・。
パッケージにもアップの写真が挿入されている弟のペチャが何とも可愛い。度々他の二人から見放されようとしても笑顔を絶やさず後を追ってついていく。純真そのものの笑顔を笑い声は観る人の気持ちを和らげてくれる事間違いなしです。
特にポーランドの小さな警察署の親切な署長さんとペチャとのやり取りは堪えられません。夢の地ポーランドに入ったペチャの放った言葉‘何処の空も同じだね！’がこの作品のタイトルに引用された少年の思いでしょうか・・・。
意外な所に良い作品と出会えました。
