明日の空の向こうにの作品情報・感想・評価・動画配信

『明日の空の向こうに』に投稿された感想・評価

adeam

adeamの感想・評価

2.5
社会派として知られるポーランドの女性監督ドロタ・ケンジェジャフスカによるドラマ。
ロシアの駅前の路上で暮らす3人の少年たちが、より良い暮らしがあると信じて国境の先のポーランドへと向かう物語です。
今作でも子供を主人公にして社会問題を描くという監督のスタイルは変わらず、温かく見守りながらも厳しい現実を突きつけることで単なる感動のドラマではないメッセージ性を感じることはできました。
ただ、今作では3人の中で最も幼い少年を物語の中心に据えているのですが、それが失敗だった気がしてなりません。
年長の2人との対比でそのピュアな子どもっぽさが強調され、ハートフルなジュヴナイルものとしての側面が押し出されるのですが、そのために親の愛情を知らない孤独や渇望が薄く、国境を越えるという試みとその結果に対する切迫感が感じられません。
良質な作品ではありますが、同様のテーマの「僕がいない場所」にあった胸をえぐられるような痛切さはなく、マイルドな仕上がりになってしまったのが残念でした。
どうしてロシアの少年たちは危険を顧みずポーランドへ亡命しようとしたのだろう。ポーランドでどんな生活を期待していたのだろう。夢を追って、列車に潜り込み、線路を歩いて、たくましく旅する少年たち。匍匐前進の国境越えには、ハラハラした。

歯抜けのおちびさんは、兄さんたちにみそっかす扱いされて、時に置いていかれそうになっても、全然めげずに、いつも愛嬌たっぷり。兄さんたちからすれば、疲れたとだだをこねられたり、静かにしてほしいところで騒がれたり、肝心なところで寝落ちしてしまうおちびさんに時にイライラ。それでも結局仲良く、けんかしつつも力を合わせて旅を続ける。仲間っていいな。

おちびさんはもちろん、3人とも、魅力にあふれている。大人たちも味のある人ばかり。風景も美しく、音楽も切なく、すっかり魅せられた。

最後はほろ苦かったけど、この子たちならきっと大丈夫。たくましく夢を追っていくだろう。

小さなことでくじけず、たくましく生きねばと励まされた。

初めてのシネマカリテ。
子供たち、特にペチャが可愛い。女たらしになるわ、きっと。そんな可愛さとは裏腹に彼らがおかれた状況は明るいものではないのだけど、きっと彼らはペチャの無邪気さにずっと支えられていくんだろうな。
ふふふ

ふふふの感想・評価

3.8
国境を目指して旅する子供たちの映画。
悪いことたくさん覚えるし心配だけど、前向きな兄弟だからか、あまり悲壮感を感じずに観た。
桜

桜の感想・評価

2.0
ペチャが可愛い。

ストリートチルドレンについて知りたくて観たけど、現実は想像以上に酷。

子供の喫煙シーンはよろしくない💧
Jimmy

Jimmyの感想・評価

1.0
アキバホールでの試写会にて鑑賞。

本作では、冒頭、幼い子供が喫煙する場面が画面いっぱいに映される。その時点で、この作品からドン引きであった。
子供に喫煙させる場面以外にも、子供たちに飲酒させるわ、男女のセックスを見させるわ、と常識では考えられないほどのやりたい放題。

確かに、カメラは美しい景色も捉えている。
夜空の月と雲の場面などは、美しい映像であった。
いち麦

いち麦の感想・評価

5.0
ソ連で極貧ながら奔放に生きる、親のいない子供ら3人が波国への国境越えを目指す。何からの逃走だったのか。演技とは思えぬ程の自然な子役達の仕草が、観る者の胸中を激しくかき混ぜ、押し潰す。見事な心理描写に痺れた。
collina

collinaの感想・評価

-
ドロタ・ケンジェジャヤフスカ監督3作目。
ベルリン映画祭で青少年部門のグランプリや平和映画賞を受賞した今作。

ロシアの小さな街で暮らす、貧しい3人の少年、リャパ、ヴァーシャ、ペチャが、よりよい暮らしを目指して、ロシアの国境を越え、ポーランドに向かう。

生きようとするために、1番幼いペチャは自分の容姿の可愛らしさを自覚しながら、おばさんに「きれいだね」なんて言って、パンをもらう。一方で、テディベアを抱き締めるペチャ。そんなペチャに冷たくもしながらも、ペチャが寝ている間、彼を抱き締める兄ヴァーシャ。彼の目線の先には赤子に母乳を与える母の姿。そんな2人を何も言わずに見つめる、1番年上であろうリャパ。それぞれたくさんのものが欠けていながらも、その存在を補うように、傷つけあったり、笑いあったりしながら、小さな歩みをひたすらに進める。

まだそれぞれが幼いのに、足手まといと面倒くさがっていても、1番小さな存在を守ろうとする姿に、これが本当ならばどうにかしたいと思わずにはいられない。

「王様になって帰る」と言った彼らの笑い声はどこまでも尽きない。笑うしかない。どうにかしたいと思うけれど、どうにもできない、映画の中の大人、私。私は、砂糖のパンを持ったペチャと変わらない年頃の女の子よりも何もできていない。果てしなく弱い自分と彼らは、ペチャが言うように、「同じ空」の下で生きていて、世界のどこかで彼らの止められない、切ない笑い声は響いている。
ayaka

ayakaの感想・評価

3.3
ペチャがほんっとに可愛い🥺
どこまでも健気で抱きしめたくなる🥺
孤児で貧しいのに、3人はすっごく楽しそうに笑って、前向きで、一生懸命で、ああ心が豊かなんだなあって思った。悲しくて、でもあったかくて、いい映画だ~!
ペチャとヴァーシャて本当の兄弟なんだって!
ロシアの貧村からポーランドへ3人の少年が幸せを求めて向かう。
シーン毎の風景の鮮やかさや貧困の中において強かに逞しく生活する少年が印象深い。
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