美了貂

人生、ブラボー!の美了貂のネタバレレビュー・内容・結末

人生、ブラボー!(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

お金がなくて精子提供をしたら533人の子どもがいて、そのうちの142人は父親が誰か知りたがっている!
裁判で無事勝訴し、匿名でokで病院から名誉毀損の賠償金をもらえることになるも、自ら自分がスターバックだと子どもに公表する。

まず、弁護士が家に来た時に「俺はスターバックじゃない、管理人だ」とか言ってスペイン語で嘘つこうとするところうける。

クソみたいな人間だったのに、自分の子どもに隠れて会いにいくのを繰り返していったら主人公の性格が徐々に変わっていく。
子どもを守ろうとしたり、大切にしたい気持ちが芽生えている瞬間がすてき。

自分がヘボ配達員だから子どもが失望するかもと父親に嘆いたら、パパが「お前は配達に4時間かかるが、どこにいっても人からは好かれる。子どもからも好かれるから俺は心配してない」って言うシーン、あたたかくて好きだな。

めっちゃ暗い男の子アントワーヌ、栗原類くんっぽくてかわいい。「オナニーの結晶でしょ」とか言ってたけど、父親の存在をすごく愛しく感じてる様子が良いし、サッカーもできない所もかわいい。笑

奥さんのヴァレリー、国生さゆりに似ててかわいい。

ダビット家族が集まった時に、ダビットが家族旅行を全額払ってくれた話を父親がした時に言っていた「山ほどある欠点を我慢できれば最高の瞬間も味わえるはずだ」って言葉、人生にも当てはまるなぁ。
ダビットパパ、ちょいちょい良いこと言ってくれるんだよな〜。笑

こんなうまく丸く収まらないだろうけど、良い映画だな!
美了貂

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