若い頃にお金のために匿名で精子提供した男性が、今になって生物学上の子どもが500人以上のいることと、そのうちの100以上から名乗り出るように訴訟を起こされたことで起きた騒動のお話。
作品としては好きなテイスト。
そして親子感…じゃなくて親子観、家族観、遺伝子観（?）的な視点で面白かった。
自分と遺伝子上の繋がりのみがある人たちに会いたいと思うか、その「会いたい」気持ちは単なる好奇心なのか、何らかの責任感が芽生えたのか、またその繋がりでどれだけ結束出来たりするのか、
訴訟を起こしたという事実に基づく団結力なのか。と延々と考えてしまいました。
そのあたりについては壮大な「if」の世界で、ファンタジーてことでいいのかな。。。そういうことにしておこう。うん。
けど半面、これから母親になる女性の不安みたいなものを、母性神話的に美化せずに盛込んでいるところについては、かなり、とても好感が持てた。
（自分は子無しなのでそのあたりの捉え方は浅いですが…）
これは、男性の感想を聞いてみたい作品かも。
ウィークエンドBBQは、夢みたいで幸せでちょっとよかった。
あと、弁護士の友人、いいなー。。。。。
