若い頃に精子提供を繰り返し、20年後に気づけば500人超の父親になっていたという設定だけ聞くと直球のコメディと思いきや、家族の大切さを考えさられるハートフルコメディでした。
主人公のダヴィッドはスターバックという偽名を使い精子提供を繰り返した結果、500人超の子供がダヴィッドの提供した精子から生まれることになる。秘密保持契約により精子提供者の情報は病院によって秘密にされていたが、500人の内140人ほどが情報開示を求めて訴訟を起こすという事態になっていた。
友人で弁護士のアポカットにこの件を託すことになり、訴訟を起こしている140人のプロフィールを受け取るダヴィッド。
興味本位から自分の子供がどんな生活をしているのか身分を隠しながら、彼らの生活を確認しにいくのであった...
売れないミュージシャン、障害者、年頃の女の子、真面目に働く人間...
140人もいればそれぞれ違った人生をみんな歩んでいるわけで、そんな生活を見て始めは他人だと思ってたダヴィッドに親心が生まれ、彼らの生活をサポートしていくようになるのであった。
500人の家族なんてありえないけど、こんなにも多くの人間で助け合えるって考えると心強いですね。
家族の繋がりは大切だと思わせてくれる映画でした。
